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写真:Charlie Sorrel/Cult of Mac
Macでは、いつもデスクトップに何かをドラッグして一時的な保管場所として使っているのをご存知ですか?写真をまとめていたり、PDFファイルをどこに保存するか決めるまで、あるいはメールで送信して元のファイルを削除できるまで保管したり、といったことがよくあるでしょう。しかし、iOSではそういったことはできません。なぜなら、a) 少なくともMacにはファイルという概念が存在せず、b) デスクトップがないからです。しかし、iOS 11ではそれが変わります。新しいファイルアプリがa) の問題を解決し、The Shelfのようなサードパーティ製アプリがデスクトップの役割を果たすようになります。
The Shelf — iOS用デスクトップ
英国の開発者Daniel Breslanが開発したThe Shelfは、iPad用のスライドアウト型デスクトップです。Split ViewまたはSlide Overモードで使用すると、多数のファイルやオブジェクトをウィンドウに直接ドラッグ&ドロップできます。リリース時には、以下のデータタイプに対応しています。
- マップアプリの位置情報
- メールアプリからのメール
- 画像
- URL(リッチプレビュー付き)
- アプリリンク
- 属性付きテキスト
- プレーンテキスト
ファイルをThe Shelfにドラッグして、必要な時までそのままにしておくだけです。アイテムをクリップボードにコピーし、The Shelfに切り替えて「貼り付け」ボタンを押すと、アプリに貼り付けられます。iPadで外付けキーボードを使用している場合に便利です。
ドラッグアンドドロップ

写真:Cult of Mac
必要なアイテムは、再びドラッグして取り出すことができます。iOS 11の新機能ドラッグ&ドロップを採用したThe Shelfでは、ドロップしたファイルを1つドラッグし、他のファイルをタップしてドラッグしたファイルに追加することで、まとめてまとめて整理できます。これにより、例えばメールに追加したいファイルを素早く取り出すことができます。
The Shelfはプレビューもサポートしています。例えば、地図上の場所をタップすると、The Shelf内でその場所のプレビューが地図ビューに表示されます。また、スタイル付きテキストをタップすると、プレビューが表示され、プレーンテキストに変換したり、変換後のテキストをクリップボードにコピーしたりするオプションも表示されます。
このアプリはまだベータ版で、もちろんiOS 11が必要ですが、iOSにとって非常に便利な追加機能であることが既に証明されています。iOS 11がリリースされ、より多くのアプリがドラッグ&ドロップに対応し始めると、間違いなく欠かせないものになるでしょう。