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中国ではiPhoneの需要が非常に高く、Appleは需要を満たすのに苦労しているほどです。つまり、あらゆる手段を使ってiPhoneを入手し、グレーマーケットやブラックマーケットで転売して巨額の利益を得る転売業者にとって、十分なビジネスチャンスがあるということです。

そして、こうした転売屋たちは賢くて技術に精通しています。iPhoneの購入プロセス全体をずっと簡単にするために、転売屋たちはAppleのオンラインストアからスマートフォンを一括購入するための特別なアプリケーションを開発しました。しかも、Windowsで動作するのです。なんとも皮肉な話です。

仕組みはこうです。まず、このソフトウェアにAppleオンラインストアで製品を注文するために必要なすべての顧客情報（クレジットカード情報を含む）が事前にロードされます。その後、ストアの在庫状況を監視し、iPhoneが購入可能になると転売業者に通知します。

必要な詳細情報はすでにソフトウェアに保存されているため、転売業者は確認コードを入力するだけで、正規の顧客が注文するずっと前に自動的に購入が完了します。上の画像からもわかるように、iPadで購入するためのアプリケーションもあります。

iPhoneは中国の転売業者にとって大きなビジネスであり、MIC Gadgetの報道によると、ある転売業者は、このソフトウェアを使ってiPhoneを購入する従業員を雇おうとしており、1回の注文で約60中国元（約9.45ドル）を稼いでいるという。

中国ではiPhoneでかなりの利益が見込めるのは明らかだが、必ずしも合法的なビジネスとは言えない。しかし、Appleがその需要に応えられない限り、勢いは衰える気配がない。