iPhoneメーカーはインドに50億ドルを投じて工場を建設する

iPhoneメーカーはインドに50億ドルを投じて工場を建設する

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iPhoneメーカーはインドに50億ドルを投じて工場を建設する
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アップルのサプライヤーはインドでiPhoneの大量生産能力を高めている
フォックスコンはインドに巨額の投資を行うだろう。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

アップルのサプライヤーであるフォックスコンはインドに工場を建設する意向を再確認し、同社幹部はマハラシュトラ州の大臣らに対し、インドでの工場建設に50億ドルを投資すると伝えた。

マハラシュトラ州のデヴェンドラ・ファドナヴィス首相は、iPhoneメーカーの要求に合う適切な土地を同州内で探すためフォックスコンと協力していると言われている。

フォックスコンは18ヶ月前にインドに工場を建設すると初めて表明しましたが、最近になってその計画を冷やしたとの報道が出ています。トランプ大統領の勝利を受けて、フォックスコンをはじめとする企業がインドへの工場移転を後回しにし、米国への移転をめぐる議論が活発化しています。

フォックスコンの会長テリー・ゴウ氏は、米国に建設予定とされるアップルとフォックスコンの工場は、3万~5万人の米国人の雇用を創出する可能性があると主張している。

しかし、フォックスコンは両方の戦略を同時に追求したいと考えているようで、それはアメリカの工場とインドの新工場の開設を意味している。

フォックスコンのインド工場で具体的に何が製造されるかは不明ですが、同社はインドを潜在的な拠点として検討しているAppleのサプライヤー数社の一つです。昨年の報道によると、より小規模なAppleサプライヤーであるウィストロンは、インドのバンガロールにある工場の拡張に向け、優先承認を申請したとのことです。

近年、フォックスコンとiPhoneの受注を分け合ってきたペガトロンは、インドへの製造移転に関心のある企業として名を連ねている。

Appleもインドへの関心を強めており、現在、インドへの請負業務の移転拡大と引き換えに、インド国内で金銭的なインセンティブを求めている。

ティム・クックCEOは昨年初めてインドを訪問し、ナレンドラ・モディ首相と会談しました。Appleはさらに、インドに新たなオフィスビルを建設するために2,500万ドルを投資する計画を発表したほか、インドのテクノロジーハブであるハイデラバードにApple Mapsの改良に重点を置く新オフィスを開設する計画も発表しました。

出典:Digitimes