ブリティッシュ・エアウェイズ、客室乗務員向けにiPhone XRを1万5000台購入

Appleがアップグレードを発表する数週間前に、新品のiPhoneを購入することを想像してみてください。そして、1万5000台も購入するとしたらどうでしょう。まさにそれが、ブリティッシュ・エアウェイズが客室乗務員全員のために行ったことです。

BAによると、これらの端末には「よりパーソナライズされたサービスを提供」するためのアプリがプリインストールされている。これは、今後5年間で顧客サポートを強化するための65億ポンド規模の計画の一環だ。

航空会社はAppleデバイスを愛用しています。多くの航空会社が、分厚い地図や飛行マニュアルの代わりにパイロットにiPadを配布しています。また、ユナイテッド航空は2015年に顧客サービスの向上を目的として、iPhone 6 Plusを6,000台導入しました。

ブリティッシュ・エアウェイズ（BA）もiPhone XRで同様の取り組みを行っていますが、受け取るのはカスタマーサービス担当者ではなく、BAの客室乗務員全員です。

BAは本日、テクノロジーとトレーニングへの数百万ポンドの投資の一環として、客室乗務員1万5000人全員に新型iPhone XRを配布すると発表した。

これらの端末には、BAの年間4,500万人以上の乗客に乗務員が追加のサポートを提供できるよう支援するアプリが搭載されます。また、過去のフライトや機内食の好みにもアクセスできます。

iPhone XRを最初に受け取った人の一人、ブラッドリー・スミス氏は、このデバイスがすでに便利であることが証明されていると語る。

「最近、お客様が特別食を注文し忘れたことに気づいた際、私がすぐに携帯電話を取り出し、ba.comにログインして復路の機内食を注文したので、お客様は本当に感激されていました。しかも、すべてフライト中のほんの数分以内に行われたのです。」

「お客様のためにすぐに問題を解決できたことに、とてもやりがいを感じました」とスミス氏は語った。「乗務員向けの参考ガイドもすべて携帯電話にダウンロードできるので、フライト中必要なものはすべてポケットの中に入っています。本当に大きな違いが出ています。」

この導入は、上級客室乗務員に全便でiPadを配布する試験運用が成功したことを受けて行われた。これは、全便への高速Wi-Fiの設置も含まれる、顧客サポート強化のための65億ポンド計画における最新の取り組みである。

BAはまた、73機の新しい航空機の受領を予定しており、そのうち4機は2019年末までに同社の保有機群に加わる予定だ。同航空会社はすでに、スカイトラックス社から「ヨーロッパ最優秀航空会社スタッフ賞」を受賞している。

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