インド首相がティム・クック氏と会談

インド首相がティム・クック氏と会談

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インド首相がティム・クック氏と会談
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スクリーンショット 2015年9月28日 11時19分43秒
ティム・クック氏がナレンドラ・モディ氏と握手する。
写真:DeshGujaratHD

インドのナレンドラ・モディ首相とティム・クック氏の会談を受けて、アップルはインドにApple Payと恒久的な製造拠点を導入することに一歩近づいたかもしれない。

「クック氏は前向きな反応を示した」と、インド外務省報道官のビカス・スワルップ氏は会談後に述べた。「インドはクック氏の長期計画に合致していると思う」

会議中、ティム・クック氏はインドが「すべてのApple社員にとって特別な場所」であると強調しました。それは、スティーブ・ジョブズが若い頃にインスピレーションを求めて訪れた国だからです。そのインスピレーションが間接的にAppleの誕生につながったのです。

Apple Payのインド展開予定日については、クック氏がそれについて話す用意があると述べた以外、詳細は明かされていない。クック氏はまた、 アプリ開発経済についても言及し、「個々のアプリ開発者がアプリの世界の一部となることができる、起業家精神にとって非常に重要な要素となる可能性がある」と述べた。

ナレンドラ・モディ首相は9月24日にニューヨークに到着し、週末にかけて西海岸へ向かった。クック氏との会談に加え、モディ首相はフェイスブック本社でマーク・ザッカーバーグ氏、グーグルCEOのサンダー・ピチャイ氏、そしてテスラモーターズのイーロン・マスク氏とも会談した。

インド当局がAppleにインドへの投資を迫ったのは今回が初めてではない。今年4月、Appleの欧州・中東・インド・アフリカ地域統括責任者は、インドの通信・IT大臣ラヴィ・シャンカール・プラサード氏と会談し、AppleがインドにR&Dセンターを開設するという提案を聞いた。これは、AppleがイスラエルにR&Dセンターを開設したように、急成長中のテクノロジー産業の正当性を高めることでインドにとって利益となるだろう。

これに加えて、FoxconnがiPhoneの生産をインドに移転するという話も出ている。これは、現在iPhoneの大部分が生産されている中国での賃金インフレ加速の問題をFoxconnが回避できるためだ。

出典:タイムズ・オブ・インディア