クック氏とトランプ大統領、ダボスで朝食会を予定

クック氏とトランプ大統領、ダボスで朝食会を予定

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クック氏とトランプ大統領、ダボスで朝食会を予定
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トランプ大統領の中国との合意により、アップルのiPhoneとiPadの値上げが止まる可能性
クック氏は、今もトランプ大統領と会談を続ける数少ないシリコンバレーのCEOの一人だ。
写真:ホワイトハウス

ドナルド・トランプ大統領とアップルのCEOティム・クックは、そのぎこちないブロマンスをダボスに持ち込んでいる。

クック氏は、今週水曜日にスイスのダボスで開催される世界経済フォーラムでトランプ大統領と朝食会に出席する予定だと報じられている。国際会議の冒頭演説で気候変動活動家を激しく批判したトランプ大統領は、朝食会でIBMのCEO、ジニー・ロメッティ氏からも説明を受ける予定だ。

不動産王のクック氏とトランプ氏は、大統領就任以来、興味深い関係を築いてきた。二人はここ数年、複数回会談を行っている。気候変動や中国との貿易戦争といった問題では対立する見解を持っているものの、巨大企業への巨額の減税など、相互に利益のある問題では共通の認識を見出だしている。

ティム・クックがダボスへ

今年の世界経済フォーラムに集まった有力者たちにとって、気候危機への取り組みは最重要議題となっている。しかし、トランプ大統領とクックCEOが話し合うのは、この議題ではない。ブルームバーグの報道によると、会議では、教育を受ける多様な方法を促進するキャンペーンに焦点が当てられるという。

クックCEOは本日の会議で、クロアチア、フィンランド、スペインの首相と会談した。報道によると、同CEOはEUによるアップルへのさらなる税金搾取の試みと闘ってきたという。

水曜日のブランチミーティングにもかかわらず、Appleはトランプ政権との法廷闘争に直面する可能性がある。今月初め、ウィリアム・バー米司法長官は、ペンサコーラ銃乱射事件の犯人のiPhoneのロックを解除しなかったとしてAppleを批判した。Appleは異例の公の場での反論として、FBIの要請への対応はタイムリーかつ徹底的だったと述べた。トランプ政権がiOSの暗号化とバックドアの問題を引き続き追及した場合、Appleは法廷闘争に備えるとされている。