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アップルは中東にはまだ公式ストアをオープンしていないが、ドバイではそのおかげで、かつては廃れていたブランドが、ささやかな存在をかろうじて維持しているだけでなく、きらびやかなショッピングモールに高級小売店を構えて繁栄している。
Twitterユーザーのマーク・マクラフリン氏がUAE滞在中に投稿した写真には、Apple公式ストアの破壊的な勢力にまだ邪魔されていない、静寂に包まれたテクノロジーのオアシスが映し出されている。まるで天敵のいない島のように、BlackBerryストアやNokia公式ストア、そしてその他の店舗が、脅威にさらされることなく調和して共存できるのだ。
しかし、おそらく、それほど長くは続かないだろう。



昨年、Appleがドバイに過去最大の店舗を建設することで、小売業界に大きな打撃を与えるのではないかとの憶測が飛び交いました。ティム・クック氏は2014年にUAEを訪問し、シェイク・ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏と会談している姿が目撃されています。また、ドバイのエミレーツ・モールにオープンする大型店舗の候補地を探していた可能性も示唆されています。Appleがドバイ店舗で募集した求人には、ジーニアス、スペシャリスト、在庫管理スペシャリスト、そしてAppleストアリーダープログラムなどが含まれていました。
だからといって、Appleがドバイ、特に富裕層の間で高級ブランドとみなされていないわけではありません。Gold & Co.(金メッキのiPhoneを製造)のようなブランドは、この地域で大きな成功を収めています。しかし、Appleの旗艦店の知名度に勝るものはありません。もちろん、Nokia、BlackBerry、Vertuなども対象です。
Apple Storeの登場がかつてのライバル企業にどのような影響を与えるかは不明ですが、彼らにとってプラスにはならないでしょう。ドバイの現状を、主要都市にApple Storeがある他の国と比べてみると、Samsung Storeの閉店やBlackBerryの販売店の悲惨な衰退といった話ばかりが聞こえてきます。
自然淘汰だよ、みんな!
ドバイには(公式の)アップルストアはありませんが、こういったものはすべて問題なく存在しているようです: pic.twitter.com/ou1HEwDezj
— マーク・マクラフリン (@clocky) 2015年2月3日