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写真:デルタ航空
デルタ航空は客室乗務員にiPhone 12を支給する。この端末の拡張現実機能は、訓練のほか、機内に保管されているケータリング用品の位置確認にも使用される。
また、デルタ航空、Apple、AT&Tの提携により、これらの端末は5Gアクセスが可能になります。「この提携は、より繋がりのある、人間味あふれる機内体験の未来に向けた一歩です」と、デルタ航空の機内サービス担当副社長、アリソン・オスバンド氏は声明で述べています。
デルタ、iPhone 12、AR
iOSデバイスは、客室乗務員に外出先でのトレーニングビデオ、写真、AR機能を提供します。また、デルタ航空はiPhone 12を活用して、ケータリングの在庫管理を紙ベースで行うことをやめる予定です。これらの端末は、提供可能な商品の最新のデジタルリストを提供します。
ここでも拡張現実(AR)が役立ちます。従業員はiPhoneのカメラを使って、ARを通して商品がどこに収納されているかを確認できます。
拡張現実(AR)は、コンピューターで生成された画像を現実世界に重ね合わせます。Appleの端末と適切なソフトウェアの機能を使えば、客室乗務員は機内のキッチンでiPhoneを動かすだけで、画面上に正確な位置を表示することができます。
ARの用途拡大
もちろん、この技術は飛行機以外にも様々な用途で活用できる可能性があります。ARゲームはもちろんのこと、多くの企業が研修や教育への活用を検討しています。バーチャルショッピング、車や徒歩でのルート案内など、その他にも様々な用途があります。
AppleはARに力を入れています。iOSにはARkitが組み込まれており、iPhone 12 Proの両モデルには3Dエリアマッピング用のLIDARスキャナーが搭載されています。同社からリークされた情報によると、ARグラスの開発も進められているようです。