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写真:ソニー・ディクソン
Apple が製品を秘密にしておきたがるのは周知の事実だが、新たなリークのおかげで、同社が iPhone のプロトタイプを秘密にしておくためにどれほどの努力をしているかがわかるようになった。
悪名高いAppleリーカー、ソニー・ディクソンが、iPhone 6sの秘密を守るためにAppleが使用したとされる、醜悪なiPhoneケースの新たな画像を公開した。外見は大したことないように見えるが、Appleが機能の漏洩を防ぐのに役立つ細かいディテールがいくつも隠されている。
上の写真の「ステルス」ケースは、中国のサプライチェーンからアメリカへ輸送されるiPhoneの試作品に使用されています。AppleのケースはiPhoneの大部分を隠しています。また、誰かがケースを開けようとしたかどうかをAppleが検知できるよう、側面にはセキュリティテープが貼られています。
漏れを止める
Appleはプロトタイプを醜いケースに隠すだけでなく、あらゆるテスト手順を非常に詳細に記録しています。各プロトタイプのiPhoneには、どのようなテストが誰によって実施されたかを示すパスポートが付属しています。
「テストされた部品や製品は、すべてこのページに記録されます」とソニー・ディクソン氏はMacRumorsに語った。「担当者は、その横に自分のイニシャルを記入し、合格か不合格か、その他のコメントも書き込みます。この記録は各テスト/担当者を経由し、最終的に中国からAppleへと『パスポート』とともに送られます。」
各iPhoneの背面には、Appleが追跡できるように小さなQRコードが刻印されています。もちろん、従業員が試作品のiPhoneをうっかりバーに置き忘れてしまったら、どんなにセキュリティ対策を強化しても無駄になってしまいます。