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写真:Gage Skidmore/Flickr CC
トランプ大統領の公式スケジュールによると、ティム・クック氏は本日遅くに大統領執務室でドナルド・トランプ大統領と非公式会談を行う予定だ。
何を話し合うかは不明だが、午後1時45分の会談は、クック氏がトランプ大統領の初の公式国賓晩餐会に出席した翌日に行われる。
夕食会で、クック氏はトランプ大統領とフランスのエマニュエル・マクロン大統領と共にメインテーブルに着席したと報じられている。クック氏は昨年末のフランス訪問中にマクロン大統領と面会しており、以前にも両者と交流があった。
複雑な関係
ティム・クック氏は今夜、トランプ大統領とマクロン大統領と共に国賓晩餐会に出席した。そして明日の大統領の予定には、こんなことが記されている。
午後1時45分 大統領はアップル社のCEOティム・クックと会談。
大統領執務室は
閉鎖。記者会見— ジョン・パッサンティーノ (@passantino) 2018年4月25日
クック氏とトランプ大統領の関係は、浮き沈みを繰り返しながら、やや対立が続いている。今年初め、トランプ大統領は一般教書演説でアップルを名指しし、共和党の新たな税制改革案の恩恵を受けた企業の一つだと発言した。
税制改革法の施行直後、アップルは従業員全員に対し、2,500ドル相当の制限付き株式を付与する計画を表明した。トランプ大統領はツイッターでアップルの動きを称賛し、「減税の結果としてアップルが措置を実行してくれたのは素晴らしい。アメリカの労働者とアメリカ合衆国にとって大きな勝利だ!」と述べた。
トランプ氏はペンシルベニア州の工場での演説でクック氏を「素晴らしい人」と呼んだ。
しかしながら、両者は衝突も経験している。トランプ氏は選挙運動中に、クパチーノとFBIのプライバシーをめぐる対立を理由に、アップル製品のボイコットを示唆した。アップルは昨年、ロビー活動への支出を増強し、トランプ政権が制定した移民関連の規制や新法案の多くに対抗するため、700万ドルを投じた。
左派のクック氏はかつてヒラリー・クリントン氏の副大統領候補として検討されたと伝えられているが、構想段階以上の進展はなかった。
クック氏とトランプ大統領の会談について何か詳細が明らかになるので、本日中にまたチェックしてください。