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Appleのスマートスピーカー「HomePod」は、販売面ではあまり好調なスタートを切っていない。新たな報道によると、需要の低迷により、Appleは月間50万台の注文数を20万台に削減したという。

これを1年間で換算すると、Appleは12ヶ月間で約240万台のHomePodを販売すると見込んでいることになります。これは2015年のAmazon Echoの初年度販売台数と同程度ですが、スマートスピーカー市場の成熟度とAppleの知名度を考えると、非常に残念な数字と言えるでしょう。

今月初め、HomePodの売上が予想を下回っているという報道がありました。HomePodの優れた音響技術にもかかわらず、349ドルのHomePodの売れ残り在庫が一部のApple Storeで山積みになっているとのことです。

KGI証券の著名なAppleアナリスト、ミンチー・クオ氏は、Appleがスピーカーの低価格版を開発することで、期待外れの売上を伸ばす可能性があると示唆した。クオ氏はまた、本日の報道と一致する年間販売台数を200万台から250万台と推定した。

Business Insiderが入手したメモの中で、クオ氏はSiriと価格の両方に責任があると述べた。

「売上が低迷する可能性がある理由は、(1)競合他社製品と比較して、音声アシスタント機能Siriのユーザーエクスペリエンスが魅力的ではないこと、(2)優れた音質にもかかわらず、需要を損なう可能性のある高い販売価格であると考えています。」

HomePodへの打撃

私自身、スマートスピーカーのファンですが、HomePodに対する2つの最大の欠点は、Siriの機能が期待外れであることと、簡単に再生できるのはApple Musicだけであることです。

この2つ目の問題こそが最大の問題かもしれません。もしAppleが本当にHomePodを音楽中心のデバイスにするつもりなら、例えばSiriを使ってお気に入りのSpotifyの曲を再生できないようにするのは間違いでしょう。確かにApple Musicのサブスクリプションを増やすのに役立つかもしれませんが、裏技的なやり方でもあります。

結局のところ、AppleはAmazonのような企業ほどスマートスピーカーを主要製品として捉えていないのかもしれません。AppleはスマートスピーカーをiPhoneのアクセサリと捉えていますが、他の企業はスマートスピーカーを、問い合わせへの回答からスマートホームの制御まで、あらゆる用途に使える主要な製品カテゴリーと捉えています。

Apple HomePodはもう購入しましたか？もし購入されたなら、実際に使ってみてどう思われますか？まだ購入されていない方は、何が購入をためらわせているのでしょうか？ぜひ下のコメント欄で教えてください。

出典：Digitimes