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Appleのハロー効果。かつては製品訴求の手段と見られていたが、iPod、iPhone、iPadといったAppleのiOSファミリー全体の磁力は、今やカリフォルニア州クパティーノに本社を置くこのテック界の巨人が、低迷するPC販売を劇的に改善する原動力となっている。最新の証拠として、2010年12月のMac出荷台数は23.5%増と、PC市場の3.4%増の7倍に上った。ここでもiPadの功績が認められる。
「iPadがAppleのノートパソコンファミリーと近縁関係にあるという理由だけでも、iPadがビジネス市場において発するハロー効果はiPhoneのハロー効果よりもさらに強力になるでしょう」と、ニーダムのアナリスト、チャーリー・ウルフ氏は述べた。様々な市場におけるAppleの成功を分析すれば、ハロー効果がどれほど強力になっているかは一目瞭然だ。
コンシューマー市場では、12月のMac出荷台数が17.1%増加したのに対し、コンシューマー向けPC出荷台数は0.6%減少しました。ビジネス市場では、Macの出荷台数はさらに好調です。Macの出荷台数は65.4%増加したのに対し、全体の9.7%増を大きく上回りました。政府機関はMacに強い関心を示しているようです。Appleは549.5%の増加を記録し、全体の8.4%増を大幅に上回りました。(もちろん、政府機関向けのMac販売台数は、カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleの総売上高のわずか1%に過ぎませんが、それでも印象的な数字です。)
「ビジネス市場におけるMacの売上急増は、2010年第2四半期のiPadの発売と重なった」とウルフ氏は述べた。明確な因果関係は示せないものの、「1年足らずで、iPadはフォーチュン100企業のうち80社に導入または試験運用されており、中小企業にも同様のペースで浸透していると推測するのが妥当だろう」とアナリストらは付け加えている。
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