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写真:Apple
2021年第3四半期、Macの出荷台数は堅調な伸びを見せた。2つの市場調査会社は、この増加により世界のPC市場におけるAppleのシェアが拡大したとみている。
しかし、COVID-19の影響でコンピューターメーカーは必要な部品の入手が困難になり、製品の生産・販売能力が低下した。
Macが増えれば問題も増える…PCメーカーにとって
Appleは四半期ごとにMacの出荷台数を明らかにしていないため、市場分析会社が独自の推計を立てている。しかし、その推計値は決して一致しない。
Canalysによると、クパティーノでは7月から9月までの期間に780万台のMacが出荷された。これは14.4%の増加であり、Appleの世界市場シェアは0.8%増の9.3%に急上昇した。
IDCの予測増加率はそれほど大きくない。同社のアナリストによると、Appleは第3四半期に760万台のMacを出荷し、前年同期比9.9%増、世界市場シェアは8.8%で、前年同期比0.5%増となった。
この数字には、Mac miniからMacBook Proまで、すべてのmacOSデバイスの出荷台数が含まれています。タブレットは、一般的にノートパソコンやデスクトップパソコンと同じ用途で使用されますが、この数字には含まれていません。
厳しい時期でもMacの出荷は好調
企業が製品の生産と出荷に苦戦している状況を除き、デスクトップPCとノートパソコンのあらゆるタイプの売上は増加する可能性が高い。「世界的なサプライチェーンと物流ネットワークの混乱は、依然としてPC市場の急成長を阻害する主な要因となっている」と、Canalysのシニアアナリスト、イシャン・ダット氏は述べた。
そして、これらの問題は米国におけるパソコン出荷数の減少につながるほど深刻だった。「サプライチェーンのボトルネックと継続的な物流上の課題により、米国のパソコン市場はパンデミックが始まって以来初めて、年間出荷数の減少四半期に入った」とIDCのシニアリサーチアナリスト、ネハ・マハジャン氏は述べた。
Appleは今後数週間のうちに、16インチと14インチのMacBook Proを刷新したモデルを発売すると広く予想されています。これらのモデルは同社の第4四半期の売上高を押し上げると予想されていますが、部品不足により発売が遅れ、販売台数が制限されるかどうかが大きな鍵となるでしょう。