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AppleとGoogleはかつては友人だった。そして、その後はフレネミー(友敵)となり、今では冷酷な敵同士。相手が困るなら、可愛いカモノハシの赤ちゃんでも殺してしまうような。このまま仲良くやって、「熱核」的な争いを乗り越えることはできないのだろうか?もしかしたら、少しの間だけかもしれない。
コダックの知的財産オークションは、両社をある意味同じチームに引き寄せたと言えるでしょう。両社ともコダックのデジタル画像関連特許を欲しがっていますが、Appleは自社だけで特許を全額支払うのではなく、コダックの特許を極めて安価に手に入れたいと考えている入札者コンソーシアムの一員です。さらに奇妙なことに、このグループにはGoogle以外にもAppleのライバルがいます。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、アップルとグーグルが先月まで特許を個別に申請していたにもかかわらず、両社ともサムスンやHTCも参加するチームに加わったと報じている。
入札グループには、奇妙な同盟関係がいくつも結集している。世界のスマートフォン市場で熾烈な競争を繰り広げるアップル社とグーグル社も含まれている。事情に詳しい関係者によると、コダックの特許に入札するコンソーシアムには、サムスン電子、LGエレクトロニクス、HTC社も含まれており、いずれもグーグルのソフトウェアをベースにスマートフォンを開発している企業だ。
競合企業からなる大規模なコンソーシアムは、コダックの特許ポートフォリオを、最初の入札価格より5億ドル以上高い価格で買収したいと考えている。高額に聞こえるかもしれないが、実際にはコダックが落札を希望する金額より約26億ドル低い金額で買収することを望んでいる。
コダックは破産問題への救済措置として、特許をオークションにかけました。Apple、Google、Samsung、HTCの連合がオークションに勝利すれば、競合企業間の退屈な訴訟は減少するでしょう。しかし、コダックは、特許の価値に見合った金額が得られない場合、オークションから撤退すると表明しています。
コダックが特許を買い取ってくれることを心から願っています。もしそれが役に立つなら、26億ドルの差額を補填するためにKickstarterキャンペーンを立ち上げるつもりです。誰もが誰かを訴えるのを見るのはもううんざりです。
出典:ウォール・ストリート・ジャーナル