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中国における「iPad」商標の使用をめぐりAppleを提訴しているProview Technologyは昨日、中国へのiPadの輸出入を全面的に禁止するよう求めると明らかにした。この動きが認められれば、iPad 3の生産拠点である中国の工場から出荷できず、AppleのiPad 3の発売が遅れる可能性がある。

しかし、中国税関によると、顧客がiPadをあまりにも気に入っているため、ProviewがiPadの出荷を阻止する可能性はないとのことだ。

プロビュー・テクノロジーのヤン・ロンサン最高経営責任者は水曜日のロイター通信との電話インタビューで次のように語った。

税関からは、多くの中国消費者がApple製品を愛用しているため、禁止措置を実施するのは難しいと言われました。市場規模が非常に大きいからです。

もちろん、AppleはProviewの訴えに反論し、数年前に中国でiPadの商標権を購入したと主張している。しかし、Proviewはこれに異議を唱えており、同社が財政難に陥り、Appleとの和解を模索しているのではないかとの見方もある。

同社はすでにiPadの販売に影響を及ぼしており、Amazon Chinaを含む複数の小売業者が販売を停止している。しかし、ProviewがiPadの出荷禁止を試みることに成功するかどうかは懐疑的だ。

[MacRumors経由]