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iPhone 6が米国で発売されるまでにはあと数日かかるが、中国本土ではApple史上最大の画面を手に入れるのは驚くほど簡単だ。そして警察はFoxconnの情報漏洩を取り締まるのに協力し始めている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、フォックスコンの従業員が中国警察に逮捕された。山西省北部の工場の正面玄関からiPhone 6のケース6個を持ち出し、闇市場で売ったためだという。
フォックスコンは紛失したケースに気づき、8月中旬に地元警察に通報したが、犯人が見つかるまで20日間も映像を精査するのを要した。犯人は40歳の男性、チャオ容疑者だった。報道によると、犯人はiPhone 6のケース6個を合計960ドルで深圳のガジェットマーケットに売却したという。このマーケットはガジェット部品の流出の拠点として有名だ。
地元メディアの報道によると、この地域では部品の売買があまりにも一般的になっているという。喬氏は7月に見た、アップルの部品を高値で購入できるという広告に惹かれて応募したという。7月24日、彼はポケットに隠してセキュリティチェックをすり抜け、ピーク時に店を出て行ったという。その手軽さに勢いづき、さらに5個の部品を盗んだとされている。
工場からシェルが盗まれた後、窃盗犯は地元の宅配便業者を使ってその部品を深センの住所に送り、数日後に代金を受け取る。
工場開発部門の警備員は、容疑者が拘束されたことを確認し、フォックスコンと協力して事件の捜査に取り組んでいる。アップルはこの逮捕についてコメントを控えており、フォックスコンは従業員に対し社内行動規範の遵守を期待しているとのみ述べている。
出典:WSJ