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写真:John Hoey/Ste Smith/Cult of Mac
アップルは今月下旬、アイルランドのアセンリーに建設予定の8億5000万ユーロ(9億6000万ドル)規模のデータセンターの開発を継続できるかどうかの最終判断を得ると予想されている。
この大規模開発に関する口頭審理が今年初めに行われ、検査官のスティーブン・ケイ氏が現在、このプロジェクトに関する勧告をアイルランド諮問委員会に提出している。
500エーカーの広さを持つデータセンター敷地は、Apple Music、App Store、iMessage、マップ、Siriの基盤となる予定で、Appleのこれまでで最も環境に優しいプロジェクトの一つとなる予定だが、地元の野生生物(特にコウモリとアナグマ)への影響、交通量の増加、排水問題の可能性、稼働に必要な電力量への懸念などについて批判も浴びている。

写真:Apple
後者の点に関して、アップルは5月の公聴会で、現時点では敷地内に発電機を建設する計画はなく、したがって電力はアイルランドの国営電力網に接続されることになると認めた。住民団体によると、この結果、アップルはアイルランド最大の民間電力使用者となり、国の電力容量の8%、つまりダブリンの1日あたりの電力使用量を上回る電力を消費することになるという。
アップルは当初、昨年末までにこの敷地に建設を開始する予定だったが、アイルランドの地方自治体による計画決定に対する控訴を裁定する独立法定機関、アン・ボード・プレナラの判決が出るまで延期されていた。
出典: GalwaybayFM