広くフォローされているパイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏によると、アップルは確かに、iPod Touch より強力だが、同社のノートパソコンやデスクトップ コンピュータ システムに搭載されているオペレーティング システムよりはまだ機能が制限されているタブレット デバイスに搭載する OS X のバージョンに取り組んでいるという。
「そのようなOSの開発は現在進行中だと予想しているが、その複雑さやモバイル分野の主要企業との話し合いを踏まえると、2010年まではリリースされないだろうと考えている」とマンスター氏は木曜日に顧客向けに発表したメモで述べた。
アップル社内では以前から、ネットブックの成長市場でタブレット端末が競合すると予想する向きが多くある。ネットブックは、インターネットの閲覧、映画の鑑賞、メールの閲覧や作成、その他の「軽量コンピューター」の用途向けに設計された、小型で低性能、そして低価格のモバイル端末だ。
Apple が今年中にそのような製品を発売できなかったら失望する人は少なくないだろうが、マンスター氏は、そのような市場は急速に成長しているとはいえ、まだ比較的小規模であり、Apple には参入する時間が十分にあって競争に加わるだろうと考えていると示唆している。