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Tumblrほど有名なアプリがApp Storeから消えてしまうことは滅多にありません。しかし、先週末、まさにそれが起こりました。このマイクロブログ系ソーシャルネットワークアプリは、Appleのアプリリポジトリから姿を消したのです。

新たな報道によれば、削除された理由は児童ポルノが含まれていたためであり、それが何らかの形でTumblrのフィルターを回避したためだという。

Tumblrは次のような声明を発表しました。

私たちは、すべてのユーザーにとって安全なオンライン環境の構築に尽力しており、児童の性的搾取や虐待を扱ったメディアに対しては、一切容認しない方針をとっています。これは業界全体の問題であるため、業界関係者や[全米行方不明・被搾取児童センター]（NCMEC）などのパートナーと協力し、プラットフォームにアップロードされるコンテンツを積極的に監視しています。

Tumblrにアップロードされたすべての画像は、既知の児童性的虐待に関する業界データベースと照合され、検出された画像はプラットフォームにアップロードされません。定期的な監査により、業界データベースにまだ含まれていないコンテンツがプラットフォーム上に発見されました。このコンテンツは直ちに削除しました。コンテンツの安全対策は、大規模なプラットフォームを運営する上で難しい側面です。改善に向けて継続的に対策を検討しており、チームにとってこれ以上の優先事項はありません。

児童ポルノの配信は犯罪行為であるため、このアプリがこれほど迅速に削除されたのは当然と言えるでしょう。TumblrはApp Storeへの復帰を目指していると報じられていますが、その前により高度なフィルタリングツールを導入してくれることを期待したいところです。

Tumblrの公式アプリがApp Storeに初めて登場したのは、Tumblrがサードパーティ製アプリ「Tumblerette」を買収してから約10年後のことです。米国のApp Storeから削除されるのは今回が初めてです。しかし、Tumblrは長年、NSFW（職場閲覧注意）コンテンツを掲載しているとして批判されてきました。コンテンツの一部はポルノ的な性質を帯びており、NSFWコンテンツは少数ながらも依然として大きな割合を占めています。

もちろん、前述の通り、成人向けポルノと児童ポルノには大きな違いがあります。だからこそ、AppleがTumblrを早急に削除したのは明らかに正しい判断だったのです。関係者全員が一刻も早くこの問題の真相を究明できることを願っています。

出典：CNET