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写真:Apple
アップルのCEOティム・クック氏は、フォーチュン500社のCEOとして初めて同性愛者であることを公表することを決意したのは、より多くのCEOにカミングアウトしてもらうためではなく、自分に手紙を書いてきた子供たちを鼓舞するためだったと語った。
2014年にカミングアウトしたクック氏は、本日CNNのインタビューで、普段はプライベートな人間だが、自身のセクシュアリティについてオープンにすることを決断したことを嬉しく思っていると語った。公表することに決めたのは、子どもたちから性的指向を理由にいじめや虐待を受けたという手紙を受け取ったためだと彼は語った。
「私がゲイであることを公表したのは、ネット上で私がゲイだと知った子供たちから、その話が届くようになったからです」と、ティム・クックはCNNのクリスティアン・アマンプール記者に語った。クックはゲイであることを「神様からの最高の贈り物」だと考えている。「とても誇りに思っています」
ティム・クックの性的指向は、彼がAppleのCEOに就任する前から広く憶測されていました。2011年8月24日にCEOに就任したにもかかわらず、クックは2014年10月30日まで自身の性的指向の詳細を明らかにしませんでした。その後、多くの大手企業のCEOがカミングアウトしましたが、クック自身は当時、そのことは頭にさえなかったと述べています。
アップルのCEOであるクック氏は、前任者のスティーブ・ジョブズ氏よりも社会問題や政治問題について積極的に発言してきました。クック氏は、自身の立場を利用して、子供たちに同性愛者であっても「人生で大きな仕事」を担えることを示したいと述べました。カミングアウトは、アップルにとってより良いリーダーとなる上で役立ち、あらゆる偏見的な発言に対する強い意志も培いました。
「少数派であることがどういうことかを学びました。少数派であるという感覚は、多数派ではない人々への共感を育みます」とクック氏はCNNに語った。
ティム・クック氏とのインタビュー全編は、木曜日の午後8時(中部標準時)、午後11時(東部標準時)にCNNインターナショナルで放送される予定。