- ニュース

写真:アントニオ・デ・ローザ/ADRスタジオ
コンセプトデザイナーが、プロ向けのApple製スタンドアロンカメラの可能性を探りました。Apple ProCamは、8K対応や内蔵写真プリンターなど、豊富な機能を備えています。
これらすべてから、これは Apple が製造する価値のある製品なのだろうかという疑問が浮かび上がる。
Apple ProCamは…興味深い
コンセプトデバイスは、Appleやそのサプライヤーからのリーク情報に基づいて開発されることがあります。しかし、ProCamはそうではありません。これはADR Studioのアントニオ・デ・ローザ氏による思考実験です。「私は噂やリークを追っていません」とデ・ローザ氏はCult of Macに語っています。「Appleの技術言語を様々な製品にどう応用できるかを探求したいのです。」
このプロジェクトのインスピレーションについて尋ねられたデ・ローザ氏は、「数年前にポラロイド・ソーシャルマティックのデザインを手がけた経験があり、写真プリントは単なるノスタルジアの表現ではないと常に考えていました。写真はプリントすることで心に響きます。高度な光学技術と高速プリントシステムを融合させたデバイスは、きっと素晴らしいものになるはずです。」と答えました。
De Rosa 氏が考案したデバイスには、内蔵の StyleWriter Compact インクレス プリンターやプロ仕様のカメラ レンズ追加のサポートなど、iPhone カメラでは利用できない機能が搭載されています。

写真:アントニオ・デ・ローザ/ADRスタジオ
しかし、デ・ローザはSiriやM1プロセッサといったApple ProCamでお馴染みの機能も搭載しました。さらに、新旧の要素が融合したスクロールホイールも搭載されています。Apple Watchのデジタルクラウンに似ていますが、小型のタッチスクリーンが搭載されているため、簡単に再利用できます。

写真:アントニオ・デ・ローザ/ADRスタジオ
全く予想外ではない
Apple ProCamは一見奇妙な製品アイデアに思えるかもしれませんが、実は歴史があります。Apple QuickTakeは、コンシューマー向けデジタルカメラの先駆けの一つでした。しかし、この製品は1994年に大失敗に終わりました。
現在、Appleは多くのプロの写真家が愛用するカメラを製造しています。その名はiPhoneです。(もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。)
iPhoneの写真撮影における成功は、Appleがプロ向けの8Kスタンドアロンカメラを作らない主な理由だろう。たとえそれが興味深いコンセプトであっても。