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スクリーンショット:HBO/YouTube
失脚したハイテク起業家エリザベス・ホームズは、故アップル共同創業者スティーブ・ジョブズを崇拝していたことで知られ、そのことを示すために毎日黒いタートルネックを着ていた。
ジョブズを真似しようとした人が、どうしてバーニー・マドフと同じ詐欺師になれるのだろうか?
アレックス・ギブニーは今週、自身のドキュメンタリー『The Inventor: Out for Blood in Silicon Valley』がHBOで初公開された際、この質問に対して思慮深い回答を示した。
この映画は、スタンフォード大学を中退し、その後テクノロジー界のスターとなった女性が、指先から一滴の血液を採取するだけで100種類以上の血液検査ができると主張する装置で投資家から数十億ドルを詐取するまでの軌跡を描いている。
内部告発者が、このデバイスが機能しなかったこと、そして彼女が隠蔽のために行った行為を暴露した。彼女の会社であるセラノスは昨年秋に閉鎖された。
エリザベス・ホームズはスティーブ・ジョブズを十分に研究していなかった
ギブニー氏はサンフランシスコでの特別上映会後のパネルディスカッションで、ジョブズ氏への強い関心について次のように語った。
彼女がスティーブ・ジョブズと共通していたのは、素晴らしいストーリーテラーとしての才能でした。スティーブ・ジョブズは素晴らしいストーリーテラーでした。彼が発明家だったかどうかは議論の余地がありますが、彼は素晴らしいストーリーテラーでした。エリザベス・ホームズもそうだったと私は思います。
エリザベスがスティーブ・ジョブズの教訓から学ばなかったのは…Apple 2.0でした。それは、スティーブ・ジョブズが失敗から非常に重要な教訓を学んだAppleでした。Nextでの失敗、そしてAppleとの最初の試みでの失敗。そして彼は、ジョン・ルービンスタイン、アヴィー・テヴァニアン、ジョニー・アイブといった、非常に有能で影響力のある人々に囲まれていました。彼らは彼に悪い知らせを伝えることも厭いませんでした。そして彼はそれを喜んで受け入れました。つまり、彼女はそういったことを全く吸収しなかったのです。
この映画をまだ見ていない方は、下の予告編を見て週末に観るべき映画として注目してください。
出典: c/net