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写真:Apple
Appleのソフトウェア開発責任者は、macOS Big SurはタッチスクリーンMacを念頭に設計されたという憶測を否定した。
クレイグ・フェデリギ氏は、最新のMacオペレーティングシステムはiOSやiPadOSに似ているため、ユーザーがAppleのノートパソコン、スマートフォン、タブレット間で切り替えやすくなっていると述べています。デザイナーたちはタッチ操作のMacを想定していませんでした。
タッチスクリーンのないMacは開発中
macOS Big Surには大幅なデザイン変更が含まれており、その一部はAppleがMacにタッチスクリーン対応を追加する計画を示唆していると解釈されています。例えば、画面上のオブジェクト間のスペースが広くなり、指先での操作性が向上しています。また、コントロールパネルなどのiPadOSの機能もMacに導入されています。
どうやら、macOS Big Surがタッチスクリーン搭載Macへの足掛かりになるという説は、フェデリギ氏を驚かせたようだ。「正直に言うと、Big Surをリリースして、『おやおや、Appleがタッチスクリーン対応を準備している』という記事が出始めたとき、『えっ、なぜ?』と思いました」と、Appleの上級副社長はThe Independentに語った。
Appleのソフトウェアエンジニアリング責任者は、これらの変更は見た目を向上させるためだと主張している。「macOSの外観は、私たちにとって最も快適で自然に感じられるように設計・進化させてきました。タッチ操作については全く考慮していません」とフェデリギ氏は述べた。
iOS と iPadOS の一部の機能を Mac に導入することで、デバイス間の切り替えが簡単になります。
「ユーザーとして、iOS 14、iPadOS 14、macOS Big Surの間で切り替えるという作業を1日に何百回も行っていますが、今ほど快適に感じたことはありません」とApple幹部は述べた。「どれもまるでファミリー製品のような感覚で、切り替えプロセスにかかる認知的負荷が軽減されているのです。」
絶えず湧き上がる噂
Apple がタッチスクリーン Mac を開発するという噂や憶測が定期的に浮上しているが、同社はこのアイデアを頻繁に否定している。
2019年11月、当時Appleのマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めていたフィル・シラー氏は、AppleはmacOSへのタッチスクリーン対応に時間を投資していないと述べた。「そのエンジニアリングの労力は、Macで可能な限り最高のキーボードとトラックパッドの体験を提供することに費やす方が賢明です」とシラー氏は述べた。「お客様が私たちに時間を使ってほしいのはまさにそこなのです。」