アップルが東芝の半導体事業の救済に協力する可能性
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アップルが東芝の半導体事業の救済に協力する可能性

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アップルが東芝の半導体事業の救済に協力する可能性
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フォックスコン・ウィスコンシン
フォックスコンは東芝の半導体事業を狙っている。
写真:フォックスコン

iPhone組み立てメーカーのフォックスコンは、東芝の半導体事業買収を目指す中で、他でもないアップルからの支援を受けることになるかもしれない。

Appleは、世界第2位のメモリチップメーカーであるFoxconnに数十億ドル規模の巨額投資を行うことを検討していると報じられている。この取引が成立すれば、FoxconnとAppleは他のスマートフォンメーカーに対して大きな優位性を得ることになるだろう。

アップルは自社で20%の株式を取得することで、東芝が同社株式の一部を保有し続けることを認め、知的財産が中国に移転されるのではないかという日本政府の懸念を和らげることになる。

日本の地元メディアによると、アップルはフォックスコンに東芝の半導体事業の約30%を保有させたいと考えているという。しかし、東芝の株式を取得するには、両社はウエスタンデジタルと争うことになるだろう。

ウエスタンデジタルは最初の入札ラウンドに参加していたが、今週、東芝の半導体部門売却計画は両社間の合弁契約に違反するとして警告を発した。最初の入札ラウンドには10社から入札があったが、ウエスタンデジタルは東芝との独占交渉を望んでいる。

東芝は、原子力部門ウェスティングハウスの巨額損失からの回復を目指し、高収益の半導体製造事業の売却を目指している。もしアップルが東芝の一部株式を買収すれば、メモリチップメーカーへの初の大型出資となる。買収を狙う主要企業は、ブロードコム、SKハイニックス、ウエスタンデジタル、フォックスコンの4社だ。