Apple、CareKitの暗号化強化にセキュリティチームを参加

Apple、CareKitの暗号化強化にセキュリティチームを参加

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Apple、CareKitの暗号化強化にセキュリティチームを参加
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CareKitは、Appleがモバイルヘルスケア分野に進出した最新の取り組みです。
写真:Apple

Appleはセキュリティ企業Tresoritと提携し、CareKit開発者にプライバシー保護のための追加オプションを提供しています。これにより、患者データに関する規制への準拠が強化され、病院はAppleのCareKitプラットフォームをより容易に利用できるようになります。

ZeroKitと呼ばれるTresoritのセキュリティ技術には、患者と医療従事者のユーザー認証、健康データのエンドツーエンドの暗号化、そして健康データの「ゼロ知識」共有(データが転送される際にどのサービスとも共有されないことを意味する)が含まれる。

Appleは次のように説明しています。

本日より、CareKit開発者はZeroKitをアプリでご利用いただけます。ZeroKitはCareKitを補完するものです。ZeroKitは、クラウド上で利用可能な最良の方法でPHI(保護対象医療情報)を保護するための「ゼロナレッジ」ユーザー認証サービスと暗号化SDKです。CareKit開発者はZeroKitを使用することで、HIPAAコンプライアンスへの準拠を容易に実現できるため、最も安全なソリューションを求める患者や医療提供者にとって魅力的な選択肢となります。

CareKitは、開発者や医療専門家が患者向けのアプリを作成できるように設計されたオープンソースプラットフォームとして昨年初めて発表されました。

他のモバイルヘルス技術と同様に、普及を促進する鍵は病院や医療現場での使用であり、このセキュリティ強化によってそれが実現されると期待されています。ZeroKitの創設者は、約4か月前にAppleに対し、自社のセキュリティシステムをCareKitに統合することについて打診したと報じられています。

出典:アップル

出典:Mashable