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フォックスコンの最高経営責任者テリー・ゴウ氏は、アップルが同社の現金の一部を、iPhone、iPad、iPodなどのデバイスが組み立てられているフォックスコンの中国工場で働く100万人以上の労働者の労働条件の改善に役立てることを確認した。
郭氏は具体的な金額や請求額の分担については明らかにしなかったものの、フォックスコンは工場における労働者の虐待疑惑を受けて、労働環境の改善に「多額の」資金を投入してきたと明らかにした。ロイター通信は次のように報じている。
「工場の環境改善はコストではなく、競争力につながることが分かりました」と郭氏は木曜日、上海で新中国本社の起工式を終えた後、記者団に語った。
「アップルもこれを私たちと同様に競争上の強みとみなしていると思うので、初期費用を分担するつもりだ」
ソニー、マイクロソフト、デル、ノキア、任天堂、HP向けの製品も組み立てているフォックスコンは、すでに従業員の賃金を16~25%引き上げており、従業員の労働条件を改善するために数万人の新規採用によって徐々に労働者数を減らすことに同意している。
これは、ティム・クック氏が昨年8月にCEOに就任して以来、Appleの重点課題となっている。就任後数ヶ月で、クック氏はすでに公正労働協会によるフォックスコン監査を組織し、自らフォックスコンの中国工場を訪問して労働者と面会している。
上で述べた企業のいずれかも協力してくれるのだろうか。
出典:ロイター