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写真:Apple
Appleは、新しいStudio Displayのウェブカメラ画質問題に対する修正を、ベータテスト中のmacOS 12.4に組み込みました。これにより、カメラを使ったビデオ会議の画質を向上させるというAppleの約束が果たされることになります。
プレリリースソフトウェアによる初期テストでは、明らかな改善が見られました。
Apple Studio Displayウェブカメラに歓迎すべきファームウェアアップデートが登場
Apple Studio Displayのカメラ性能が期待外れであることは、レビュー担当者の間で最も不満の種となっている。あるレビュー担当者は「古いBlackBerry」のようだと評し、別のレビュー担当者は「明るい場所ではひどい画質で、暗い場所では全くダメ」と評した。
しかし、それも長くは続かなかった。Appleの広報担当者はThe Vergeに対し、 「本日リリースされたmacOS Monterey 12.4ベータ版で、Studio Displayファームウェアのアップデートが利用可能になりました」と語った。「このベータ版アップデートでは、ノイズ低減、コントラスト、フレーミングの改善など、Studio Displayカメラのチューニングが改良されています。」
Six Colorsの Jason Snell 氏のツイートでは、品質の違いが並べて示されています。
新しい Studio Display カメラのファームウェア (右上) は、古いファームウェア (左上) よりもトリミングが緩やかで、iPad Center Stage (下) よりもはるかにトリミングが少ないようです。pic.twitter.com/lk3NaIduHE
— ジェイソン・スネル(@jsnell)2022年4月26日
Appleの広報担当者が指摘したように、今回のアップデートにより、Studio DisplayのウェブカメラがCenter Stageでユーザーをフレーミングする方法が変更されました。このAIのトリックにより、ビデオ通話中にユーザーが前面カメラの中央に留まります。
Apple Studio Displayユーザーは、macOS 12.4で予定されているウェブカメラの機能強化に満足する可能性が高いですが、リリースまではまだ待たなければなりません。火曜日にリリースされたベータ版のビルド番号は「e」で終わり、週ごとに「a」までカウントダウンされるため、正式リリースは5月中、あるいはそれ以降になると思われます。
Appleは火曜日、macOS 12.4ベータ3に加え、iOS 15.5、iPadOS 15.5、watchOS 8.6、tvOS 15.5の3番目のベータ版も開発者向けに公開した。