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写真:トーマス・ドームケ
カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleが、カナダのオンライン地図開発会社を買収したという報道を受け、Appleが独自の地図アプリの開発を準備しているのではないかという憶測が水曜日に強まった。もしこれが事実であれば、iPhoneメーカーであるAppleとインターネット大手Googleの間の新たな争いとなる可能性がある。
フランス系カナダ人ニュースサイトcyberpresse.caは水曜日、Appleがケベック州に拠点を置くPoly9を買収し、従業員をカリフォルニア州クパチーノに移転させたと報じた。同社のウェブサイトもオフラインになっており、Poly9の主力製品であるPoly9 Globeもオフラインになっている。ウェブブラウザで動作するこの製品は、ユーザーが3D地球儀上で自分の位置を確認できる。報道によると、Skype.comなどのウェブサイトがこのサービスを提供しているという。
Appleからの公式コメントはないものの、カナダの報道によると、Poly9は「最近」買収され、ケベック本社は閉鎖されたとのことだ。同社の顧客には、Apple、Microsoft、Yahoo、MSNBC、NORADなどが含まれる。
この買収は、AppleがiPhoneとiPad向けに独自の地図アプリを開発する上での新たな一歩となる可能性がある。2009年、AppleはGoogleマップのライバルであるPlacebaseを買収し、iPhoneのマップを「次のレベル」に引き上げる人材を求めていた。
[AppleInsider]