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写真:A24
ハリウッドで最も注目されているインディーズ映画スタジオの一つが、Apple と提携して一連の映画を制作する。
アカデミー賞受賞映画『ムーンライト』の制作スタジオA24が、一連の映画を製作する複数年契約を締結した。これはアップルにとって初の大型映画契約となる。
何年にわたって何本の映画を制作したかという正確な詳細は明らかにされていない。A24は『エクス・マキナ』、『ルーム』、『ウィッチ』、そしてコメディアンのジョナ・ヒルが90年代半ばに監督デビューした作品も制作した。Appleとの提携で制作された映画がスタジオで配信されるのか、それともAppleの配給チャネルのみで配信されるのかは不明だ。
Appleはすでに20以上のテレビ番組を制作中だ。同社はスティーブン・スピルバーグ、リース・ウィザースプーン、ジェニファー・アニストン、デイミアン・チャゼル、M・ナイト・シャマリヤン、クリストファー・コロンバス、ケビン・デュラントなど、数々のスターを起用し、同社初の本格的なテレビ番組シリーズを制作する。
Varietyによると、AppleとA24の契約は独占契約ではない。ファーストルック契約でもないため、A24は今後も独立して映画を制作する。AppleがA24や他のスタジオの買収を検討しているという噂もあったが、どうやらAppleはまだその準備が整っていないようだ。
Appleのテレビ番組は2019年に配信開始される予定だ。報道によると、番組はiPhone、iPad、Apple TVのユーザーに無料で配信されるという。同社は今年、オリジナルコンテンツに10億ドルを投じると見込んでいる。NetflixやHBOが既に多数の新興企業に圧倒されている競争の激しいストリーミング業界で、Appleが確固たる地位を築くことができれば、この数字は今後数年間で膨れ上がる可能性が高い。