米国、TikTokなどの中国製アプリのセキュリティリスクを調査

米国、TikTokなどの中国製アプリのセキュリティリスクを調査

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米国、TikTokなどの中国製アプリのセキュリティリスクを調査
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TikTokに関する米国の捜査が本格化している。
TikTokはまだ消えていない。
写真: Kon Karampelas/Unsplash CC

バイデン大統領は木曜日、TikTokの開発元バイトダンスに対し、この大人気アプリをアメリカ企業に売却するよう強制しようとしたトランプ大統領の試みを覆す大統領令に署名した。しかし、バイデン大統領はTikTokや他の中国製アプリへの圧力を緩めたわけではなく、単にTikTokだけを標的にしなくなっただけである。

トランプ vs. TikTok

ドナルド・トランプ大統領は在任中、動画共有サービス「TikTok」が安全保障上のリスクをもたらすと宣言した。トランプ政権は、アメリカのユーザーに関する収集されたデータが中国政府の手に渡ることを懸念していた。

大統領はこのソフトウェアの禁止に動いたが、米国の裁判所によって阻止された。また、バイトダンスに対し、ウォルマートやオラクルを含む米国の買い手グループにアプリを販売するよう強制しようとしていた。しかし、11月にトランプ氏が大統領職を解任されたことで、この政策は多少変更された。

バイデン氏は若干異なる方針を取る

バイデン大統領は木曜日、米国民の機密データを外国の敵対勢力から保護するための大統領令に署名した。この大統領令は、米国民が使用するソフトウェアが「外国の敵対勢力」によって開発され、米国の国家安全保障を脅かすと規定している。そして、中華人民共和国をその敵対勢力の一つとして具体的に挙げている。

大統領の大統領令は、米国政府に「厳密かつ証拠に基づく分析を通じてこれらの脅威を評価し、国家安全保障全体と整合した容認できない、あるいは過度のリスクに対処する」ことを義務付けている。

バイデン氏とトランプ氏のアプローチの主な違いは、現政権がTikTokを具体的に非難していないことです。しかし、このアプリが中国軍を支援したり、監視やスパイ活動に利用されていることが判明した場合、現政権から非難される可能性があります。アメリカ国民に関する大量のデータを収集しているだけでも、バイデン政権に問題を引き起こすには十分です。

出典:Axios