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写真:クラリス
FileMakerはClarisに社名を変更しました。1986年にAppleが設立した当時の名前なので、聞き覚えがあるかもしれません。
この動きは、リレーショナル データベース アプリケーションの作成を超えて、業務を拡大する取り組みの一環です。
ClarisからFileMakerへ、そしてClarisへ
FileMakerは5万社の顧客と100万人以上のエンドユーザーを抱えていますが、おそらくその多くは同社がAppleの傘下企業であることを知らないでしょう。同社は数十年前、Appleが初期のMac向けに開発したアプリケーションの開発・販売を目的としてClarisとして設立されました。その後、事業の重点はFileMakerに移り、最終的に社名もそれに合わせて変更されました。
しかし、事業の焦点が拡大するにつれ、名称は元に戻されることになった。「『File』と『Maker』という構成要素を持つFileMakerという名称は、私たちが今後20年間に創造したい顧客体験を網羅するにはあまりにも具体的すぎました」と、ワールドワイドマーケティング担当副社長のアン・モンロー氏は述べた。
FileMakerは消えない
社名変更は、同社の看板製品が廃止されることを意味するものではありません。「皆様にご愛顧いただいているFileMakerは、これからも進化を続けます。ご利用いただいているすべての機能、構築いただいたすべてのアプリ、そしてプラットフォームのあらゆる部分は、今後も維持され、さらに進化していきます」と、製品管理担当副社長のSrini Gurrapu氏は約束しました。
FileMaker/ClarisはStamplayを買収し、Claris Connectに改名しました。このソフトウェアは、一般的なサードパーティ製クラウドサービスへの150種類のコネクタを提供します。Clarisは今後、単なるデータベースではなく、ワークプレイス・イノベーション・プラットフォームを構築していくと述べています。
「経済は、テクノロジーを活用して働き方を変革する企業によって定義されるでしょう」と、クラリスのCEO、ブラッド・フライターグは述べています。「同時に、Web、モバイル、アプリ開発者の供給は需要に追いついていません。これは、熟練した労働力とテクノロジーニーズのギャップを埋めることができなければ、多くの企業が対応に苦戦することを意味します。ワークプレイス・イノベーション・プラットフォームというアイデアは、まさにこの問題に対処するために、日々の問題解決に取り組む人々を支援するために生まれました。」
Claris はどうやら Apple の子会社のままとなるようです。