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携帯電話の老舗モトローラがスリムなRazrを売り込んでいた時代、競合他社はレンガのような薄型端末を売り込んでいた時代。Appleのような若造とそのiPhoneの「おまけ」どもは、本当に厄介だ。Verizon Droidのメーカーであるモトローラは、今やAppleに売上で負けている。カリフォルニア州クパチーノに本社を置くモトローラは、第2四半期に840万台のiPhoneを販売したのに対し、イリノイ州シャンバーグに本社を置くモトローラは830万台を売り上げた。
この830万台のうち270万台はAndroidスマートフォンであり、スマートフォンが端末市場を支配する世界に移行するにつれ、モトローラはAndroidスマートフォンへの依存度をますます高めていくとみられる。
モトローラにとって、なんとも凋落した出来事だろう。2007年にAppleが最初のiPhoneを発売した時、モトローラは3550万台もの端末を出荷していた。今、この端末メーカーはGoogleのAndroidを中心とした製品ラインで再建を図ろうとしている。
Appleが携帯電話のライバルを追い抜いたのは今回が初めてではない。Appleはスマートフォン市場でMicrosoftのWindows Mobileに取って代わったのは既にかなり前のことだ。Appleのペースはやや鈍化しているものの、成長を続けているスマートフォンプラットフォームはiPhoneとAndroidの2つだけであるようだ。
[シリコンアレイインサイダー]