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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
市場分析会社の予測が正しければ、Apple のストリーミング TV サービスは市場で非常に大きな影響力を持つことになるだろう。
iPhoneメーカーが準備中のサービスは、数年後には既存の競合他社よりもはるかに多くの加入者を獲得する可能性がある。
Appleはこの分野における野望については沈黙を守ってきたが、数ヶ月前からひっそりとテレビ番組の権利を取得してきた。現在までに数十本の番組の制作費を負担している。そして、3月25日に開催される「It's show time(ショータイムだ)」と題された記者会見で、ついにその計画を発表すると予想されている。
Apple TV加入者1億人
「Appleが、その巨大なインストールベースと比類のないブランドロイヤルティを考慮すれば、最小限の障害で実行し、コンテンツを積極的に獲得すれば、中期的(3~5年)に1億人の加入者に到達することは現実的な目標だと考えている」とウェドブッシュのアナリストは予測している。
そうなれば、このストリーミング動画サービスは、わずか2500万人の会員数しかないHuluを大きく上回ることになる。そして、Apple TVはAmazonプライムと同等のサービスとなる。
しかし、Appleが市場のトップになるわけではない。その栄誉は、昨年末時点で1億3900万人の加入者を抱えていたNetflixに与えられる。
ストリーミングビデオの軍拡競争
Appleはすでに数多くのテレビ番組を制作中だが、熾烈な競争に直面している。「Netflix、Amazon、Disney、Hulu、AT&T/Time Warnerといった企業が、この次世代の消費者フロンティアを目指してコンテンツに多額の投資(年間総額200億ドル以上)しており、Appleはこのコンテンツ競争において明らかに不利な立場にある」とWedbush氏は警告する。
アナリストたちは、Appleが既に膨大なコンテンツコレクションを保有する企業を買収すべきだという声に賛同している。アナリストたちは、Netflix、 a24、ライオンズゲート、ソニー・ピクチャーズ、CBS/Viacom、MGMのいずれかを買収することを提案しており、これを「変革的コンテンツ買収」と呼んでいる。
アップルは、そうした買収に充てられる現金を2,450億ドル保有している。