アップルのノースカロライナキャンパス建設計画はほぼ「決定」

アップルのノースカロライナキャンパス建設計画はほぼ「決定」

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アップルのノースカロライナキャンパス建設計画はほぼ「決定」
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リサーチトライアングル
現在のリサーチ トライアングル パークの本部。
写真: イルダル・サグデイェフ/ウィキペディアCC

ノースカロライナ州に新しい本社を開設するというアップルの決定は、同社に対する一連の優遇措置を承認する法案が可決され次第、「決定事項」となると報じられている。

Apple の新本社所在地についてはさまざまな憶測が飛び交っており、ノースカロライナ州とバージニア州北部が最も有力な候補地として浮上している。

新本社は、ノースカロライナ州に最大1万人の雇用をもたらすと予想されており、ノースカロライナ大学、ノースカロライナ州立大学、デューク大学に近いリサーチ・トライアングル・パークへの大規模な投資も含まれる。アップルの投資総額は15億ドルから20億ドルと見込まれ、主に研究開発部門の雇用は平均年収13万ドルとなる見込みだ。

ある政府筋は、これは「平均給与や雇用数に関して、この州でこれまでで最大のプロジェクトだ」と語っていると伝えられている。

アップルの米国への投資の一部

ティム・クック氏は、デューク大学の卒業式でのスピーチのため既にノースカロライナ州を訪れており、週末に同州知事と会談し、このプロジェクトについて話し合ったとされている。共和党議員らは水曜日の午後に会合を開き、このプロジェクトで得られる税収の一部をアップルが保持できるようにする優遇措置について協議した。

「この法案が可決されれば、もう決まりだ」とある情報筋は語った。WRAL.comの報道によると、ノースカロライナ州は当初からアップルにとって有力な立地だったという。

アップルは今年初め、既存のキャンパスでの採用と新キャンパスの建設により、今後5年間で米国で2万人以上の新規雇用を生み出すと発表した。