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The Vergeによると、Appleは早ければ来週にもUniversal Music Group(UMG)と初のライセンス契約を締結する可能性があるという。事情に詳しい複数の情報筋が報じている。UMGとAppleは交渉の最終段階にあり、Warner Musicもすぐ後に続くと情報筋は述べている。メディアがiRadioと呼んでいるサービスのライセンス契約を完了するためにAppleに必要なのは、Sony Music Entertainmentをはじめとする音楽出版社との契約だけだ。
Apple は、こうしたサービスに必要なライセンスの手配がすべて整えば、Pandora に似た機能を備えたストリーミング音楽サービスを今年後半、おそらくは夏に開始すると広く予想されている。
Appleは2013年夏のリリースに向けて全力で取り組んでいるが、このテクノロジー界の巨人はコンテンツ所有者に支払うロイヤルティを下げることも検討しているとの報道もある。しかし、それがどのように展開するかは、消費者がiTunes経由で新しい音楽や潜在的な音楽販売に引き寄せられるよう支援し、レーベルに広告収入の一部を提供することになるため、レーベルにとって最大の利益となるかもしれない。
契約条件は明らかにされていないものの、先月報じられたところによると、Appleの当初の提示額はストリーミング再生100曲あたり約6セントと低額だったという。これはPandoraが現在支払っている金額の約半分に相当する。現在情報筋によると、Appleは今後Pandoraと同程度の料金を支払うことになるだろうとのことだ。また、Appleが利用できるiTunesユーザー数を考えると、Pandoraを上回る可能性もある。
2008年以来、デジタル音楽市場はiTunesが独占してきましたが、Spotify、Rdio、Pandoraなどの新興サービスが急速に消費者の人気を集めています。ストリーミング音楽はモバイル機器のドライブ容量を消費せず、月額料金が安いため、同じ顧客がiTunesなどのサービスで購入した曲だけでなく、好きな音楽を何でも聴くことができるからです。
Appleとレコード会社が、このようなインターネットストリーミング音楽サービスが関係者全員にとってどのように機能するかについて、近いうちに何らかの検討を始めることは容易に想像できる。ライセンス契約がいつ締結されるのか、そしてその詳細は、まだ交渉関係者にしか分からない。
出典: The Verge