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写真:ティム・クック/Weibo
アップルは、今月始まる同国の6月18日ショッピングフェスティバルを前に、中国でiPhoneの価格を大幅に引き下げた。
アリババ傘下のオンラインストア「Tmall(天猫)」にあるApple公式オンラインストアでは、iPhone 11、iPhone 11 Pro Max、そして2020年モデルのiPhone SEが大幅値下げされています。JD.comなどのApple正規販売店も積極的に値下げを行っており、場合によってはTmallよりも大幅な値下げとなっています。
CNBCは次のように指摘している。
Tmallでは、iPhone 11の64GBモデルを4,779元(669.59ドル)で購入できます。これは、元の販売価格5,499元から約13%の値下げです。iPhone 11 Proは8,699元から7,579元に値下げされ、iPhone Pro Maxは元の価格9,599元から8,359元に値下げされています。Apple製品の中で最も安価な、最近発売されたiPhone SEは、3,299元から3,099元に値下げされています。
一方、JD.comはiPhone 11 Pro Maxなど一部モデルを21%以上割引で販売しています。JDの広報担当者はCNBCに対し、セール開始から1時間でApple製品の販売数が昨年の3倍に達したと語りました(ただし、正確な数字は明らかにされていません)。他のサードパーティ販売業者もこの動きに追随しています。
中国の6.18ショッピングフェスティバルはiPhoneの売上を押し上げる可能性あり
アリババの6.18ショッピングホリデーは、Amazonプライムデーに似た年央のショッピングフェスティバルですが、期間は18日間にわたります。毎年、数万ものブランドが参加します。
興味深いことに、CNBCはAppleが6月18日のイベントに参加するのは今回が2回目だと指摘しています。今年の参加決定は需要不足が原因ではありません。むしろ、中国経済が新型コロナウイルス感染症のパンデミックから回復を続ける中、Appleは需要の拡大を継続することに意欲的であるようです。状況が再び回復し始めている今、Appleは失われた時間を取り戻そうと躍起になっているようです。
これは、Appleが今年中国で実施した初めての値下げではありません。4月初旬にも、Appleは中国でiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxを含むiPhoneを値下げしました。他のサードパーティ小売業者もこれに追随し、独自の値下げを実施しています。しかし、今回の値下げはこれまでで最大の値下げのようです。特に最新のiPhoneが欲しい人にとっては大きな値下げとなるでしょう。
出典: CNBC