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写真:アンディ・ウォーホル
古い Apple コンピュータはサザビーズではお馴染みだが、来週は Apple の歴史に残る別の品がオークションに出品される。ただし、この高額コレクターズアイテムはスティーブ・ジョブズではなくアンディ・ウォーホルが製作したものだ。
ウォーホルがキャンバスに描いたアクリル画とシルクスクリーンインクによるクラシックなアップルロゴがオークションに出品され、初期の予想では最高60万ドルの値がつく可能性がある。この絵画は、ウォーホルが1985年に制作した「Ads」シリーズの一部で、Macintosh発売のわずか1年後に制作された。
この絵画は Macintosh を使って作成されたものではないが、サザビーズは、ウォーホルが初めてスティーブ・ジョブズに会ったときの興味深い逸話を載せている。それは、アップルの CEO がジョン・レノンの家に彼の息子のために Macintosh をセットアップしに来たときのことだ。
ショーン(ジョン・レノンの息子)の寝室に入ったら、そこにいたのはショーンがプレゼントでもらったアップルのコンピューター、マッキントッシュのモデルをセットアップしている少年だった。私が、昔、ある男の人が私にコンピューターをくれと何度も電話をかけてきたのに、一度も折り返し電話しなかったとか何とかを話したら、少年は顔を上げて「そう、あれは僕だった。スティーブ・ジョブズだ」と言ったんだ。彼はとても若く、大学生みたいだった。そして、今でも送ってくれると言ってくれた。そして、そのコンピューターで絵を描く方法を教えてくれた。今は白黒だけだが、もうすぐカラー版ができるらしい…発明に貢献したこの若き天才が目の前にいると、自分が年老いて、時代遅れになったような気がしたよ。
22×22インチの絵画は全体的に非常に良い状態で、オークションは11月12日に開始され、入札は28万ドルから始まる予定だ。
出典:サザビーズ