- ニュース

写真:Apple TV+/A24
A24と共同制作したApple Originals映画『オン・ザ・ロックス』が、今月後半のApple TV+での公開に先立ち、本日一部の劇場で公開される。
この映画では、監督のソフィア・コッポラと主演のビル・マーレーが、2003年の傑作映画『ロスト・イン・トランスレーション』以来初めて再タッグを組んでいる。同作でコッポラは脚本賞でアカデミー賞を受賞し、マーレーは男優賞にノミネートされた。
『オン・ザ・ロックス』は、ニューヨークに住む若い母親が結婚生活に不安を抱える物語です。彼女は父親と共に冒険へと旅立ちます。 『ロスト・イン・トランスレーション』 の老若男女の力関係を、家族の要素を交えて再現しています。
これまでのところ、この映画は好評を得ています。Rotten Tomatoesでは77件のレビューで87%の批評家から高い評価を得ています。その総評は「『オン・ザ・ロックス』は、最高級の素材から想像されるほどの強烈な味わいではないが、それでも飲みやすく、ビル・マーレイの洗練された魅力を存分に発揮している」となっています。
Apple TV+で近日公開
今年は『オン・ザ・ロックス』の劇場公開は、もはや形式的なものに過ぎない。クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』でさえ、先週末のアメリカでの興行収入はわずか340万ドルにとどまった。映画館は再開したものの、多くの人が映画館に足を運ばない状況だ。しかし、オスカーの受賞資格を得るには映画館での上映も必須条件であり、以前の報道を信じるならば、Appleはこれを非常に重視している。(おそらく、自分の作品がVODで配信されることを望まない映画製作者たちをなだめる効果もあるのだろう。)
『オン・ザ・ロックス』は 、今からわずか3週間後の10月23日にApple TV+で配信開始となります。これは、ソフィア・コッポラがAppleのために手掛ける2本の映画のうちの1本目です。2本目は、エディス・ウォートンの『カントリー・カスタム』を原作とした作品です。
「オン・ザ・ロックス」を見るのが楽しみですか ?ぜひ下のコメント欄で感想をお聞かせください。