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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
iPhoneメーカーのアップルは、アリゾナ州メサの自社施設で「ハイテク製造」を行う許可を申請したとの最近の報道にもかかわらず、米国でハイテクサーバーを製造する計画はないと述べている。
メサセンターは以前、2014年に倒産したAppleの元サファイアサプライヤーの本拠地だった。Appleは、この場所での製造許可を求めるのではなく、実際には大きな税制優遇措置をもたらすこの場所の元々の外国貿易地域のステータスの更新を申請しているだけだと明らかにした。
Appleの申請に関する当初の報道では、同社が社内で使用するためのデータファームサーバーを製造すると報じられていました。AppleはTechCrunchに連絡を取り、この施設で製品を製造する予定はないと説明しました。
「メサをデータセンター運営のグローバル司令ハブにすることを計画している」とTechCrunchは報じている。「つまり、この拠点はサーバーを受領・設定し、ラックに組み立て、そして各データセンターに配布する拠点として利用されることになる」
グローバル・コマンド・ハブはまだ稼働していない。Appleによると、この拠点で行われる作業はサーバーの設定と、世界中のApple拠点への出荷のみだという。
Appleはアリゾナ州にサーバー製造の雇用を移す予定はないものの、米国33州がApple製品の製造に貢献していると主張している。同社の前回の年次サプライヤー報告書には、iOSデバイスとMacの部品を製造する米国内の製造施設が69カ所含まれている。