アップル台湾オフィスの労働者が労働権を侵害して抗議

アップル台湾オフィスの労働者が労働権を侵害して抗議

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アップル台湾オフィスの労働者が労働権を侵害して抗議
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木曜日、Apple台湾オフィスの外に集まった労働者デモ参加者。Appleのノートパソコンには「責任」の文字が書かれている。写真:Global Post

台湾にあるアップルのオフィスは木曜日、アップルの主要請負業者によるレイオフと不当な労働条件に不満を訴える抗議活動者を集めた。

30人から45人の労働者グループが、Appleの主要液晶パネルサプライヤーの一つであるWintek社での搾取行為を訴えた。同社は、待望のAppleタブレットに画面を供給すると噂されている。労働者たちは台北にあるAppleオフィスの外に、スローガンを叫び、「ブラックハートビジネス」や「責任」と書かれたプラカードを掲げた。

「我々はアップルを通じてウィンテックに圧力をかけたい」と抗議者の一人はグローバルポストに語った。

労働者たちは、今回の措置により、中国本土にある別のアップルのサプライヤー工場であるフォックスコンが運営するiPod工場での搾取疑惑を受けて2006年に制定されたサプライヤー責任規定をアップルが強制的に施行することを期待している。

アップルはグローバルポストに対し、サプライヤーの定期的な監査を実施し、違反が見つかった場合には規則を施行していると語った。

台湾の労働者は、ウィンテックが12月に警告なしに600人以上の労働者を解雇し、注文を履行するためにスタッフに無給の残業をさせ、賃金を削減したと不満を述べた。

解雇された労働者らは、ウィンテックとの何カ月もの交渉が成果をあげなかったため、現在はアップルに圧力をかけ、自分たちの主張に注目を集めたいと考えているという。

ウィンテックは、世界的な景気後退で歴史的な損失を被った後、従業員を解雇したと主張し、疑惑を否定している。同社はグローバルポストに対し、公正な警告を行い、補償金を支払い、現地の法律および行動規範を遵守したと述べた。

解雇された労働者たちは、いつか再雇用されるかもしれないという希望を抱き、身元を隠すためにサージカルマスクを着用していた。

ポスト紙は、ウィンテックの売上高が今年最初の3ヶ月間で大幅に増加したこと、そしてアップルが3月期の利益が前年同期比15%増を記録したことを報じている。同紙の報道は以下の通り。

37歳の解雇された労働者の一人は、3歳の息子を連れて抗議活動に参加した。彼は、9年間会社に勤めた後、昨年12月に何の警告も説明もなく解雇されたと語った。

彼が仕事に現れると、上司は彼にこう言った。「ここに来る必要はない。君は解雇されたのだ。持ち物をすべて持って行け」

「正義を求めてここに来ました」と労働者は言った。「家族が食べていくためには収入が必要なのです。」