2011年、タブレットが市場を奪い、PC販売は低調なスタート

2011年、タブレットが市場を奪い、PC販売は低調なスタート

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2011年、タブレットが市場を奪い、PC販売は低調なスタート
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ドイツのPCタブレット販売

2011年のPC売上の推定成長率は半減する一方でタブレットの需要は増加しており、ウォール街のアナリストは火曜日、投資家に対し、AppleのiPadがPC売上の一部を「奪った」と語った。

ドイツ銀行のアナリスト、クリス・ホイットモア氏は、PC販売予測を従来予想の9%増から4%増に引き下げた。一方、2011年のタブレット販売台数は、従来予想の4,000万台から4,500万台に増加すると予想している。同氏は、この4,500万台のうち3,500万台はAppleが販売すると見ている。


「全体として、iPadは70%の市場シェアで優位を維持すると考えています」と彼は記している。ウィットモア氏のタブレット市場予測は他の専門家の予測を下回っているが、「これはiPad以外のタブレットが期待に応えられないのではないかという懸念によるものです」。

競合タブレットメーカーは、どうすれば競争に勝てるだろうか?ドイツ銀行の専門家は、2つの選択肢があると説明する。iPadよりも低い価格を設定する(つまり利益を削減する)か、消費者に優れたユーザーエクスペリエンスを提供するかだ。どちらの戦略も、HP、モトローラ、RIMといった企業にとってプラスにはならないだろうと、同アナリストは懐疑的だ。

低迷するPC(タブレット以外)の売上については、2012年も状況は改善しないだろう。アナリストによると、iPadは約30%の消費者がPCの代替品と見なしている。「この技術移行の最大の受益者は依然としてAppleだが、PCベンダー(Acer、HPQなど)の犠牲がますます大きくなっている」とウィットモア氏は記している。

2012年には、タブレットの販売台数が増加し、PCの販売台数は減少すると予想されています。アナリストは、タブレットの販売台数は以前の6,000万台から7,000万台に増加すると予測しています。一方、PCの販売台数は、以前の8%から7%に減少すると予測しています。

タブレットの好調がパソコンの需要を上回っていることの表れとして、ドイツ銀行はアップルの目標株価を1株当たり450ドルに引き上げ、デルの目標株価を1株当たり18ドル、HPの目標株価を40ドルに引き下げた。

[AppleInsider]