企業がAppleをフラッシュメモリ価格操作と非難

企業がAppleをフラッシュメモリ価格操作と非難

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
企業がAppleをフラッシュメモリ価格操作と非難
  • ニュース
投稿4832-画像-b90258d24f247f43d6f26656f65c6eaa-jpg
(写真:ブランドン重田/Flickr)

Appleはフラッシュメモリの需給を操作し、価格変動を引き起こしたのだろうか? 匿名のメモリ業界関係者は韓国の新聞に対し、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleは「世界のNANDフラッシュ市場における需給サイクルの悪化は当然の責任だ」と語った。

この発言は、AppleによるNAND型フラッシュメモリ(NANDフラッシュメモリ)の調達量の変化と、それがSamsungやHynixといった韓国のメモリメーカーに及ぼす影響について、Appleを非難する最新の発言に過ぎない。匿名の情報筋がKorea Timesに語ったところによると、Appleはしばしば発注後に想定よりも少ない量しか購入せず、過剰在庫を生み出してフラッシュメモリの価格を下落させているという。半導体メーカーが苦境に立たされている中で、Appleが記録的な利益を上げていることを考えると、この戦略は批判の対象となっている。


Appleが半導体メーカーの経済状況に関与したとされるのは今回が初めてではない。10月の報告書によると、フラッシュメモリの供給量は既に需要を1.3%下回っており、重要なホリデーシーズンにはさらに3.3%下回ると予想されている。その理由は、半導体メーカーがAppleと、iPodやiPhoneをはじめとする同社のフラッシュメモリ搭載デバイスを優遇しているからだ。

9月、Appleは64GBのiPod touchとアップデート版のiPod nanoを含む、フラッシュメモリ搭載iPodの新シリーズ発表を前に、フラッシュメモリの「深刻な不足」を理由に非難された。また、今年初めには、iPhoneのアップデートが予定されていたことが原因でフラッシュメモリが不足しているとの懸念もあった。

[9to5MacとKorea Timesより]