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写真: Jim Merithew/Cult of Mac
Beatsの共同設立者ジミー・アイオヴィン氏は、iTunes向けのさらなる独占アルバム契約獲得を目指し、世界のトップミュージシャンと新たな交渉を行っているとニューヨーク・ポスト紙が報じている。
Appleは、2013年12月にビヨンセがiTunes限定アルバムで達成した成功を再現しようと、他の人気アーティストと契約し、Beats MusicとiTunesでアルバムを早期リリースすることを目指している。しかし業界筋によると、アーティストがストリーミングサービスとサイドディールを行うという考えは、レコードレーベルの幹部にはあまり受け入れられていないようだ。
アイオヴィンが独占アルバムの制作に誰を狙っているのかは不明だが、彼がAppleに引き抜かれたのは、音楽業界との深いコネクションが一因となっている。ミュージックビデオでBeatsを宣伝しているニッキー・ミナージュとは友人関係にある。アイオヴィンはウィル・アイ・アム、ファレル・ウィリアムス、グウェン・ステファニー、カニエ・ウェストとも親しく、いずれも新作アルバムを制作中との噂が流れている。そして、待望の3枚目アルバムを控えているケンドリック・ラマーに指導を行っているドクター・ドレーの存在も忘れてはならない。
Appleは今年初めに30億ドルでBeatsを買収して以来、Beatsの計画について沈黙を守ってきた。しかし、全面的な再設計が進行中との噂があり、AppleがBeats Musicの名称を完全に廃止し、同サービスをiTunesに統合する可能性もある。
ワシントン・ポスト紙の情報筋によると、Beats Musicの加入者数は現在約30万人で、プロモーションパートナーのAT&Tの予想を上回ったが、それでもSpotifyが2014年に獲得した1000万人の有料加入者数に比べればほんのわずかな数に過ぎない。
https://www.youtube.com/watch?v=mcbVomzq1Ig
出典:NYPost