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写真:Apple
Appleを味方につけることは、当然のことながら、どのメーカーにとっても大きな恩恵となる。しかし、クパチーノに強硬な態度を取るべきではない。台湾に拠点を置くLargan Precisionは、これからその真価を思い知ることになるかもしれない。
新たな報道によると、アップルは、ラーガンが価格引き下げを拒否したため、iPhone 6s用レンズモジュールの注文の30%を現在の契約業者であるラーガン・プレシジョンから日本のライバル企業カンタツに移管する可能性があるという。
メーカーとしては、新型iPhoneの発売週は、Appleに有利な価格設定、あるいはさらなる値引きを拒否する姿勢を示すのに絶好の機会だと考えるだろう。しかし、どうやらAppleは、ラーガン氏と「どちらが先にひるむか?」というゲームに喜んで参加するようだ。
もちろん、ラーガンの注文の 30 パーセントを奪うことは、製造業者を全面的に切り替えることと同じではないが、少なくとも今後 1 年間は注文を受けることを期待している製造業者に大混乱を引き起こすには十分である。
市場関係者は、iPhone 6sの受注がなくなることでラーガンの9月の収益がマイナスの影響を受けると主張し、その結果、同社がさらなる成長を達成するのは困難になると示唆している。
GTアドバンスト・テクノロジーズがAppleのメーカーに対する一方的な条件を明らかにした際に明らかになったように、Appleサプライヤーとしての生活は時に厳しいものとなる。しかし、他社がiPhoneのシェア獲得のためなら何でもする市場にいる場合、条件を強制できる立場にあるとは言い難い。
そういうことを聞くと、それは仕方ないことだ、と聞いたことがあります。
出典:Digitimes