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写真:Torsten Dettlaff/Pexels CC
フィナンシャル・タイムズは日曜、アップルと日産の電気自動車共同開発協議が失敗に終わった可能性があると報じた。
報告書は次のように指摘している。
「アップルはここ数カ月、秘密の自動運転車プロジェクトでの提携について日本の日産にアプローチしたが、協議はもはや活発ではないと、事情を知る関係者らは述べている。」
報道によると、協議は「短期間」で、経営幹部レベルには至らなかった。最終的な車両の「ブランド戦略をめぐる意見の対立」が争点となったようだ。
これは、アップルが日産に代替案を求めた以前のヒュンダイとの交渉決裂の原因でもあるかもしれない。当時、ヒュンダイは、世界的に認知された名声ある自動車メーカーというより、フォックスコンのようなアップルの契約メーカーとして見られることを懸念していたと報じられている。
「私たちは、車を通じて得られる顧客満足という独自の理念を持っています」と、日産の最高執行責任者(COO)であるアシュワニ・グプタ氏はフィナンシャル・タイムズ紙に語った。「車の製造方法を変えるつもりはありません。設計、開発、そして製造の方法は、自動車メーカーとして、日産として、これからも変わることはありません。」
彼は続けた。「顧客の考えを最も的確に捉える能力を持つのは誰かを見極める必要があります。そのためには提携を結ぶことは可能ですが、それは彼らのサービスを私たちの製品に適応させることであり、その逆ではありません。」
ある意味、日産はアップルとの協業にうってつけの企業に思えた。既存の自動車メーカーの中でも、日産はいち早く電気自動車(EV)に取り組み、2010年にリーフを発売した。また、米国工場でEVを製造する能力も備えている。
Appleと日産の交渉について初めて記事を書いたとき、冗談でAppleのヒュンダイから日産への移籍を、高校時代の復縁のような短命な恋愛に例えました。多くの復縁関係と同様に、この関係も長くは続かなかったようです。
出典:フィナンシャル・タイムズ