アップルの多様性報告書は進歩を示しているが、さらなる取り組みが必要だ

アップルの多様性報告書は進歩を示しているが、さらなる取り組みが必要だ

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アップルの多様性報告書は進歩を示しているが、さらなる取り組みが必要だ
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アップルの給与
アップルのクパチーノキャンパスのハードウェアエンジニアたち。
写真:アップル

アップルは長らく、主に白人男性を雇用していると批判されてきたが、昨年は大きな改善を遂げ、これまでで最大規模の少数派グループからの従業員を雇用した。

本日更新されたAppleの「インクルージョン&ダイバーシティ」ページによると、昨年Appleは1万1000人以上の女性を採用し、前年比65%増加した。同ページには、人種と性別に基づいた従業員の採用割合に関する最新の数値が掲載されている。

米国では、Appleは昨年、黒人とヒスパニック系の従業員の採用をそれぞれ50%と66%増加させました。Appleのダイバーシティレポートに掲載された公開書簡の中で、CEOのティム・クック氏は、昨年、女性およびマイノリティが経営する企業に6億5000万ドル以上を投資したと述べています。しかし、同社は依然として改善の余地があると認識しています。

「このページを読んで、私たちの進歩に気づく人もいれば、まだどれだけの道のりが残されているかに気づく人もいるでしょう。私たちはその両方を見ています」とクックは書いています。「そして、これらの統計よりも重要なのは、世界中に何万人ものApple社員がいて、何十もの言語を話し、共に働いていることです。私たちは彼らの違いを称え、その結果として私たちとお客様が享受する多くのメリットを称賛します。」

多様性チャート

アップルは、2015年は同社史上最も多様な採用活動の年だったと発表しました。同社の全世界の男女比は、男性が69%、女性が31%となり、昨年の70%対30%からわずかに改善しました。

アップルの全世界の白人従業員の割合は昨年の55%から54%に減少した一方、黒人従業員の割合は2014年の7%から8%に増加した。最も増加が大きかったのはアジア系従業員で、2014年の15%から2015年には18%となった。

出典:アップル