元サンCEOジョナサン・シュワルツがスティーブ・ジョブズとの対決を語る

元サンCEOジョナサン・シュワルツがスティーブ・ジョブズとの対決を語る

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元サンCEOジョナサン・シュワルツがスティーブ・ジョブズとの対決を語る
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ジョナサン・シュワルツ

私たちは皆スティーブを愛していますが、Appleの愛すべきリーダーが少々気難しいことは周知の事実です。特に、自身の知的財産が脅かされていると感じた時はなおさらです。もちろん、彼の判断が常に正しいとは限りません。元Sun社のCEO、ジョナサン・シュワルツが本日投稿した素晴らしいブログ記事がその証拠です。シュワルツは、ジョブズがProject Looking Glassとそのグラフィック効果をめぐってSun社を訴えると脅した経緯を説明しています。

シュワルツ氏は自身のブログでこう書いている。

しかし、シュワルツは反論を用意していた…

私の返答はシンプルだった。「スティーブ、君の最後のプレゼンテーションを見ていたんだけど、Keynote が Concurrence とそっくりだ。その IP は君が所有しているのかい?」Concurrence は Lighthouse Design が開発したプレゼンテーション製品だった。Lighthouse Design は私が設立に携わり、1996 年に Sun が買収した企業だ。Lighthouse は NeXTSTEP という Unix ベースのオペレーティングシステム用のアプリケーションを開発していた。NeXTSTEP のコアは、1996 年に Apple が NeXT を買収した後、すべての Mac 製品の基盤となった。スティーブは長年 Concurrence を使用していたし、Apple が独自のプレゼンテーションツールを開発していたことから、彼らがどこからインスピレーションを得たのかは明らかだった。「最後に確認したところ、MacOS は現在 Unix ベースだ。Sun も OS の特許をいくつか持っていると思う」スティーブは黙った。

イノベーションとは、ギブアンドテイク、つまりインスピレーションが盗作なのか、それとも単なる賛辞なのかを見極めることです…しかしもちろん、数十億ドル規模の企業の知的財産を守らなければならないとなると、それははるかに難しくなります。ジョブズ自身がかつて言ったように、「下手な芸術家は借りる、偉大な芸術家は盗む」のです。もしかしたら、この言葉に「下手なCEOは借りる、偉大なCEOは守るために訴訟を起こす」という補足を加えるべきかもしれません。