好調なホリデーシーズンの売上はiPhone Xの高額な値段を「正当化」

好調なホリデーシーズンの売上はiPhone Xの高額な値段を「正当化」

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好調なホリデーシーズンの売上はiPhone Xの高額な値段を「正当化」
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iPhone X
iPhone Xの成功については賛否両論ある。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

iPhone Xは一部メディアでAppleの失敗作と評されているが、Kantar Worldpanel ComTechの最新データによると、この主力iPhoneは12月、欧州、日本、オーストラリア、米国で最も売れた携帯電話のトップ3に入ったという。

Apple の端末価格の高さは正当化される。

「今年第4四半期の決算は、超ハイエンドモデルのiPhone Xを含む3機種の新端末を段階的にリリースするというAppleの決定が正しかったことを示しています」と、Kantar Worldpanel ComTechのグローバルディレクター、ドミニク・スネボ氏は述べています。「Appleの既存のリリース構造では、主要先進国市場ではフラッグシップモデルがベストセラーになると常に予想されていましたが、iPhone Xのプレミアム価格により、現実的な購入可能性が問われています。12月にiPhone Xが主要地域全体でベストセラー端末のトップ3にランクインし、特に中国の都市部ではベストセラーモデルとなったことを考えると、価格戦略は正しかったと言えるでしょう。」

iPhone X: 当たりか外れか?

これまでのところ、AppleのiPhone Xの市場での成功については賛否両論があり、多くの人が価格高騰を理由に挙げています。今週、ニュースサイト 「日経」 は、Appleがサプライヤーに対し、2018年第1四半期のiPhone Xの生産台数を4,000万台以上から2,000万台に削減するよう指示したと報じました。 ウォール・ストリート・ジャーナルは、Appleが部品の発注を場合によっては最大60%削減したと報じており、この報道はこれを裏付けているようです。

それでも、アナリストたちは今四半期のAppleに大きな出来事が起こると予測しており、iPhone Xのスーパーサイクルが同社の評価額を1兆ドルの水準に押し上げるだろうと期待する人も多い。

端末価格の値上げがAppleにとってプラスに働いたかどうかは、同社が2018年モデルの次世代iPhoneの価格を発表した際に明らかになるだろう。現在、AppleはOLED端末2機種とLCD端末1機種、もしくはOLED端末1機種とLCD端末2機種のどちらかを検討していると報じられている。

カンターはまた、iOSのOSシェアが12月にヨーロッパの主要5市場で0.7%増加したと報告している。これにより、合計シェアは24.8%となった。ただし、米国では2.4%減少した。

出典:カンター