アップル、ワーナー・ミュージック・グループと割引ストリーミング契約を締結

アップル、ワーナー・ミュージック・グループと割引ストリーミング契約を締結

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アップル、ワーナー・ミュージック・グループと割引ストリーミング契約を締結
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アップルミュージック
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写真:Apple

Appleは2015年にApple Musicを開始して以来初となる大手音楽ストリーミング契約を締結したと報じられている。

「事情に詳しい」情報筋によると、同社はワーナー・ミュージック・グループと新たな割引契約を締結しており、ソニー・ミュージックエンタテインメントとも同様の契約を結ぶ寸前だという。

この契約に基づき、ワーナーはブルーノ・マーズ、エド・シーラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズといったアーティストを擁する音楽カタログをアップルに提供する。楽曲はiTunes Storeで購入できるほか、Apple Musicでストリーミング配信される。

「アップルは、ストリーミングサービスとの最初の契約時よりも少ない割合で、Apple Musicの会員からの売上をレコード会社に支払う予定だ」と ブルームバーグは報じている。

Apple Musicが確立されたストリーミングサービスとなった今、Appleはこの種の契約においてより大きな影響力を持つ可能性が高い。このサービスは開始からわずか6ヶ月で1,000万人の有料会員を獲得し、2017年6月までにその数は2,700万人に増加した。

ワーナーのような権利保有者は、ストリーミングサービスが引き続き堅調かつ安定したペースで有料会員を獲得し続ける限り、ストリーミングサービスからの売上の取り分が若干減ることを受け入れる用意ができていると考えられている。

近年、レコード業界にとってストリーミングサービスが最大の収益源となっている。フィジカルおよびデジタル販売は急速に減少している。Appleは2020年までにApple Musicだけで約500億ドルの収益を上げると予想されている。

同社はこれまでレーベルに対し売上の58%を支払ってきたが、今年初めにSpotifyが料金引き下げ交渉に成功したことを受けて、現在はそれを55%に引き下げることを検討している。

「世界第2位のレコードレーベルを所有するソニー・ミュージックエンタテインメントも、アップルとの契約締結に近づいている」と ブルームバーグの報道は付け加えている。情報筋によると、同社はユニバーサル ミュージック グループとの契約締結も希望しているが、実現は「まだ先」とのことだ。