ティム・クック氏、地図アプリ問題を受けて中国の規制当局トップと会談

ティム・クック氏、地図アプリ問題を受けて中国の規制当局トップと会談

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ティム・クック氏、地図アプリ問題を受けて中国の規制当局トップと会談
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活動家株主、香港抗議デモアプリの削除理由をアップルに問いただす
活動家株主が、香港抗議デモアプリの削除理由についてアップルに詰め寄る。
写真:フレドリック・ルーベンソン/Flickr CC

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は木曜日、中国の市場規制当局の最高責任者と会談した。中国本土と香港の民主化運動の間で緊張が高まる中、この訪問は同社へのさらなる批判を招く可能性が高い。

クックCEOの北京での会談は、抗議活動参加者が使用していたライブマップアプリをApp Storeから削除してから1週間後に行われた。クックCEOは、香港当局が「信頼できる情報」を提示したことを受けて、このアプリ「HKmap.live」を削除したと述べた。このアプリは、警察が不在の場所で個人や財産を暴力で標的にするために使用されていたという。

クック氏は中国政府をなだめ、大規模で競争の激しい市場で企業の利益を守ろうとしたとして、香港と米国の議員から批判を浴びた。

ロイター通信、クックCEOと中国の最高規制当局である肖亜青氏が、中国への投資拡大、消費者権利の保護、企業の社会的責任について協議したと報じた。この会談は、中国国家市場監督管理総局の短い声明によって公表された。

声明では地図アプリや香港の抗議活動については触れられていない。

中国との結びつきが強いAppleは、この1年、危険な政治的駆け引きに翻弄されてきた。Appleのハードウェア、特にiPhoneは、優れたサプライチェーンと低い人件費のおかげで、中国で製造されている。

米中間の関税交渉と貿易摩擦により、Appleは生産拠点の海外移転を検討せざるを得なくなりました。中国はハードウェア、特にiPhoneの大きな市場であり、より安価なスマートフォンを提供する中国の競合他社によってAppleの市場シェアは低下しています。

出典:ロイター